陽彩煌めく湾岸市場

駿河湾沼津するがわんぬまづ

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かつて使われた大規模破壊魔法によって、駿河湾は大きさを2倍ほどにして存在する。

新東名駿河湾沼津のSAあたりまで海は広がっており、現世では遠くに眺めるだけだった海は、眼下に広がるまでになっている。

愛鷹山の裾野まで海に飲み込まれているわけだ。あちこちにできた新しい入り江を利用して、人は漁業を主として生活している。あれだけの魔法が使われていながら、10年ほどで魚は戻って来た。

漁業に対して農地は常に不足しており、かつての土地を灌漑などで一部でも取り戻せないかと努力はされているが、灌漑で漁業が不漁になるのではないかという話もあり、遅々として進んでいない。

この地は斜面と坂道の街である。色とりどりの布屋根を道側側に広げて強い日差しから人々を守っており、高台から見たときのアクセントになっている。

建物はほとんどが平家である。これは台風のせいで、海側からの強風で屋根が持って行かれることが度々あるからである。低く這うように作って倒潰を防ぐわけである。布屋根も風が強いと畳まれてしまう。

道は石畳でこれは石畳でないと水はけに問題が多いためである。道の幅は比較的大きく、これは船を通すためである。台風が近づくと山の上まで船を運ぶ。これもまたこの地の名物である。

船を引き上げる男衆は会社組織を作っており、この街で大きな影響力を持っている。