水廻る緑の魔法城

静岡しずおか

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比喩表現でない魔法の城。それは魔法の源である水を循環させる巨大な装置である。

水は盾、水は武器、水は気温調節、水は動力。希望世界の魔法の城とは、城の隅々まで水を送り、水を戻す水の循環システムを意味している。

現世でいえば藁科川から水を取り、そこから樋を通じて水を200m以上も高い山城に送る。パイプでないのはこの世界、パイプがないためである。おかげでメンテナンス要員がたりなくなるとあっという間に緑に覆われてしまう。樋の掃除だけでも大変だ。

魔法の城の中を巡回する魔法のロボットたちは大小合わせて40ほど。これらの大部分が水の循環保守に回されて、それでまったく手が足りていない現状である。結果、魔法の城はどんどん緑に覆われつつある。