絶景望む丘陵都市

岡崎おかざき

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かつてこの地では大規模破壊魔法で陸地が削り取られ、平地はほぼ、消失。残った山地に避難民や生き残りは住んだ。

結果どうなったかといえばシチリア島のようにあらゆる斜面、土地を限界まで利用して家を作っている。傾き25度まではどうにか家を作って暮らしていて、それも3階建てという状況である。

なお、ちゃんとした土台工事はしてないので、毎日のように街のどこかで倒壊が起きる。

5階建ての建物も多いがこれらはいずれも危険な違法建築で後付けでつくられたもので、貧民がここに住む。この部分は木材で建築する。

道は極細く、家はくっついており、火災を防ぐために木材を使わずレンガ、石材で建築されている。窓は海に面した面だけ存在し、山側は風通し用程度である。ベランダなどは崖の上の建築物以外、存在しない。地権的問題で作れない。

この地は下水道がなく、代わりに屋根で個々、処理している。具体的には屋根の上に生分解力の強い木々を入れて、それで処理している。肥溜めを作って畑を作ればいいのだが、肥溜めはあれで高度な技術品であり、異世界では開発ができていない。単に糞尿を畑に入れればいい、というものでもないのである。

買い物は行商が主である。道に張り出す看板は原則として掲示できず、道が狭いので大きな看板を立てても見通しもできない。ドアの上にちょっと飾るのが限界である。